★ (写真つき)【【【ホリエモン ラストメッセージ 3 】】】:「TV局には『特命係長 只野仁』の様な人が
2011年 06月 13日
ラストメッセージ 3
テレビ局には『特命係長 只野仁』
のような人がいる」
2011.6.12
ncn
今月中にも収監される見通しのホリエモンこと堀江貴文氏は2011年6月11日夜、ニコニコ生放送の番組に出演。番組で堀江氏は、「波取り記者」と呼ばれるテレビ局員らにプライベートを盗撮されたことを暴露。さらに、そのような記者が「トップとマンツー(一対一)でつながって」おり、社内で敵対する勢力の情報収集するといった「特命係長 只野仁」のような存在であるとテレビ局内の裏側を明かした。
テレビ局を買おうとしたから、検察に狙われた
田原総一朗氏(以下、田原): なぜ検察に狙われたのか。
堀江貴文氏(以下、堀江): やはりテレビ局を買おうとしたからではないか。
田原: フジテレビがチクったわけか。
堀江: チクったというか、フジテレビが色んな情報収集をして、「とにかく堀江に不利な情報を集めろ」ということにはなったみたい。
田原: フジテレビにはそんなに情報収集力があるのか。(テレビ番組の)オンエアを観ていると大したことはないが。
堀江: いやいや、ある。報道部の本当に一部の人たちに、取材をしない記者がいる。取材と称していろんな人たちに会って情報収集をするスパイ(のような人)がいる。
田原: こいつらが怖いのか。取材しないあるいは放送しない記者がいるわけか。
堀江: はい。それを波取り記者という。
田原: そういうのは(フジテレビ会長の)日枝(久)氏の命令で動いているのか。日枝氏がこれをやれと。
堀江: 恐らくそうだろう。例えば今日は日本テレビのカメラなんかも(この番組の収録)来ていたが・・・
田原: 日本テレビはフジテレビと仲が悪いから大丈夫。
女子アナとの飲み会に行ったら隠し撮りされた
堀江: いや、でも例えば日本テレビにもそういう記者はいる。最近話題になったが、僕の盗撮をやった「木下黄太」という記者がいる。
木下氏が結構前からずっと僕の取材をしてきて、取材をしていると顔見知りになる。顔見知りになると、「今度、堀江さんに紹介したい人がいる」と言ってくる。彼に紹介してもらった人は、例えば宮崎哲弥氏とか、竹中平蔵氏の元秘書の岸氏とか(がいる)。そうやって、いい人を紹介してくれて仲良くなる。それを利用して、「堀江さん、今度は女子アナを呼んで飲み会でもやろう」と言われ、僕もアホだから行く。
田原: アホではなくて、女子アナ呼んで(飲み会を)やったらみんな行く。
堀江: 普通行くではないか。それで行ったら、テーブルの下に隠しカメラを2個が置いてあって、全部録画・録音していて、僕が捕まった後に(公に)出した。
田原: なぜカメラがテーブルの下にあるのか。
堀江: 自分(木下氏)が元々セッティングしてるから。
田原: テーブルの下から撮ると何が観えるのか。
堀江: 音とか、僕が話していることを全部録る。
田原: 別にアナウンサーの人たちは、下半身裸でやっているわけではない。
堀江: そうだが、そういうことを平気でやってきた。だが、それはさすがに問題になって・・・
田原: オンエアをしたのか。
堀江: オンエアされた。あと、心配するふりして電話をしてきて、それを全部録音して、全部放映された。何かボロを出さないかと。テレビ朝日の記者もやった。
田原: これは完全にプライバシーの侵犯ではないか。
堀江: ただ、やっぱりそれはうまくやってくる。テレビ朝日の場合は、結構美人の女性記者が仲良くしてくるわけだ。それで心配しているふりをして(電話をしてくる) 。こっちも弱ってい
るから電話に出る。それを全部録音して全部(番組で)流す。
田原: 美人の記者が堀江氏に接近してきて、電話で話したことを全部放送した。その後、美人の記者に会ったか。
堀江: 会わない。怖い。怖くてもう会えない。
田原: 挨拶も来ないのか。
堀江: 手紙とか写真とかを送ってきたが、もう怖いと思った。
田原: どういうことを喋ったのか。
堀江: 覚えていないが、何かちょっと弱音を吐いたような感じだ。別に何か問題なことを話したわけではなく単純に弱音を吐いただけだが、弱音を吐くのを視聴者が観たいわけ。
堀江: その弱音を吐くのをわざわざ録音して(公に)出すというのが、卑怯だと思っただけ。こんな卑怯な奴とは付き合えないと思った。出てきたあとも、どうせ公判中にまた心配するふりをして電話をかけてきて、全部録音する気だろうと思った。だからもう怖くて二度と会わない。
テレビ局には「特命係長 只野仁」のような人がいる
堀江: 木下黄太氏とかは、本当に頭のネジが何本か抜けているのだろう。全然悪いとか思う気がない。週刊プレイボーイという雑誌が取材にきて、「僕はホリエモンと仲がいい」みたいな感じで編集部に言ったらしく、(木下氏が)インタビュアーとしていきなり現れた。なんでお前がこんなところにいるのかというような話になり、俺は「こいつがインタビューするなら絶対に受けない」と言って、もちろん排除してもらった。そうしたら、最近原発事故で真っ先に、関西に逃げたといって有名になっていた。敵前逃亡というような感じになっていた。それはいいのだが、最近も有名になったちょっと変わった人。話を本題に戻すが、彼は(日本テレビ会長・故人)氏家(斉一郎)氏のスパイだった。スパイというか細胞だ。
田原: 何をしようとしたのか。
堀江: つまり、テレビ局の中に、彼(木下氏)のようなトップとマンツー(一対一)でつながっている社員がいる。それで(僕のところに来たように)突撃記者のようなこともやるのだけど、たまにやっぱりやりすぎて処分される。でも、どこか閑職ポストか何かに就かせて、氏家氏がキープしておくわけだ。そういう人が何人かいて。あとは、例えば社内に氏家氏の敵対的な勢力がいたりとか、不都合な情報とかもどんどん報告させるわけ・・・
田原: 外部の堀江氏たちを取材して、そういうおもしろいものを出すだけではなくて、内部も・・・
堀江: そう。(視聴者が投稿した)コメントにも出てきたけど、「特命係長 只野仁」みたいな感じの人。多分あんなに喧嘩は強くないと思う
が。
田原: そんなのがいっぱい(堀江氏のところに)来ているのか。
堀江: 僕の周りは、そういうのの嵐だ。
田原: 堀江氏の何が撮りたいのだろう。弱みが撮りたいのか。弱気を吐くところが撮りたいのか。
堀江: 何かおもしろいのではないか。
田原: そんなのばかりを相手にしていたら嫌にならないか。
堀江: 嫌にはならない。こいつは会わなければ大丈夫、こいつは卑怯なことをする、こいつは卑怯なことをしないというのは、だんだんわかってくる。でも、たまに忘れてしまう。この間もTBSの記者にやられたが、プライベートな友達と壮行会をやっていたら、ずっとその模様を撮っていた馬鹿記者がいた。
田原: 撮ってどうするのか。そんなのを流しておもしろいのか。
堀江: ドキュメンタリーとか言って、(番組で)流すのだろう。多分「収監前に馬鹿騒ぎしている」みたいなことを言うのではないか。
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