★希少な真っ白いキーウィ鳥のひなが誕生(ニュジーランド)
2011年 05月 26日

希少な真っ白い
キーウィ鳥のひなが誕生
(ニュジーランド)
2011.5.25
cnn
(CNN) ニュージーランドで国鳥のキーウィに希少な真っ白のひなが誕生し、話題になっている。
白いひなは5月1日に同国の野生生物保護施設で孵化(ふか)し、先住民マオリの言葉で「チーフの地位」を意味する「マヌクラ」と命名された。
同施設では今年、合計14羽のひながかえったが、全身が真っ白なのはこの1羽だけ。飼育施設で真っ白なひなが生まれたのは初めてとみられる。白い色は色素の欠乏ではなく変異によるものだという。
自然保護当局によると、ひな14羽の孵化は、2003年にキーウィを野生に返す取り組みが始まって以来の最高記録となる。05年から昨年の間に同施設で孵化して放鳥できたのは10羽のみ。
しかし今年は遺伝子の多様化を図る目的で北部のリトルバリア島に生息していたキーウィ30羽を捕獲して施設で繁殖させたところ、大成功につながった。親鳥の中に白いキーウィは1羽もいなかったという。
キーウィは夜行性の飛べない鳥。成鳥は体重約1.3~4キロと、ニワトリほどの大きさになる。


キューウィ成鳥

キューウィ鳥
キーウィ鳥(Kiwi)は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥類である。キーウィー、キウィ、キウイとも表記する。分類学上はキーウィ属で、1属でキーウィ科を作る単型。
キーウィ科は伝統的に1科でキーウィ目を作ってきたが、ダチョウ目やモア目に含める説もある。ちなみに、キウイフルーツは、果実の外観がキーウィを思わせることから命名された。
概要
ニワトリくらいの大きさ。翼は退化して飛べない。同程度の体格を持つ他の鳥類に比べてたくましい脚を持ち、速く走る。ニュージーランドの国鳥とされている。ニュージーランド固有の鳥で、自らの愛称をキーウィとする者もいる。
転じてニュージーランド人を指すニックネームでもある。また、ニュージーランド・ドルを指す事もある。また、オスが巣作りや子育てをすることから、ニュージーランドでは家事に協力的な夫をキーウィ・ハズバンド (Kiwi Husband) と呼ぶ。
日本で飼育する動物園は大阪の天王寺動物園のみである。
生態
天敵のいない環境に適応していることから、ネコやネズミなどの移入動物の影響で個体数は減少傾向にあり、元から個体数が少なかったこともあり、絶滅の危機にある。人間を警戒しない。好奇心で人間の後をついていくこともある。
「キーウィー」と口笛のような声で鳴くため、ニュージーランドの先住民であるマオリ族からキーウィーと名付けられた。
夜行性で、視力が弱く、昼間は樹の洞などに隠れている。夕方以降、餌を求めて歩き回る。くちばしの尖端に鼻孔があり、またセンサーのようになっているヒゲを用いて、鋭敏な嗅覚によって餌を探す。
地面にくちばしを差し込んで、地中にいるミミズや昆虫の幼虫、果実などを探し、食べている。
メスは体重の1/4ほどの卵を産む。抱卵はオスがするが、卵が大きいため卵全体を暖めることができず、卵の上下で温度差が10℃近くになる。(wikipedia)

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