★野良猫と飼い猫、どっちが幸せ?
2011年 05月 26日
野良猫と飼い猫
どっちが幸せ?
2011.5.26
excite
外を散歩するのが気持ちいい季節。ウチの猫たちもベランダに出て外を眺めている時間が長くなった。2匹とも捨て猫出身。本当は自由に外を走り回りたいのかなーと思うと、ちょっと切なくなる。
教えて!gooにもこんなQ&Aがあった。
「猫にとって幸せなのはどっち?」
「野良猫と飼い猫の幸せ」
子猫の兄弟を保護したという質問者。家で飼い続けるためには避妊・去勢が必要になるけれど、「猫にとっては、痛い避妊もされず、生き生きと猫らしく外で自由に生きることが幸せなのでは?」と悩んでいるという。
もう1人の質問者も子猫の里親になったものの、「もしかしたら、本当のお母さん猫と一緒に居た方が幸せだったのかなあ」と考えてしまい、「野良猫より飼い猫が幸せだと思うのは人間のエゴなんでしょうか」と問い掛ける。
回答者はそんな悩みに共感しつつ、野良猫の境遇に心を痛めている人が多かった。
「メス猫は、年に2回出産出来ます。1回の出産で2匹〜6匹が生まれてきます。外で生まれて、どれくらいの子が生き延びられるのでしょうか。生き延びられたとしても、天寿をまっとう出来る子は、ほとんど居ないのではないでしょうか?」(hisukeさん)
「『人間の勝手な思いで』沢山の猫達が捨てられています。『猫の気持ちも分からないのに』勝手に捨てています。避妊をしないことが猫の気持ちを分かることとは、私は思えません」(non5さん)
地域猫活動をしている人によると、野良猫の寿命は3〜4年程度とか。20歳を超す長寿も珍しくなくなった飼い猫と比べると極端に短い。病気になったり車にひかれたり人間に虐待されたりする危険とは常に隣り合わせ。
とはいえ、その境遇を猫たちが「不幸」と感じているかどうかは誰にも分からない。
「猫は人間と違って、その時その時で嬉しい、楽しいと思ったり、あるいは、不快に思ったりするだけで、過去を振り返って『幸せだなあ』なんてことは考えたりしませんからね」(pk7743さん)
「野良猫とは、縄張りが恵まれているかどうかだけの差があるだけで、猫はそれぞれの縄張りで、それぞれ猫であるかのごとくに暮らしているのです。そう言う意味では、野良猫と飼い猫の差なんてそんなに大きなものではないのです」(sinobu_wednesdayさん)
では人間にできることとは?縁があって飼うことになった猫に最期まで責任を持って愛情を注ぐこと――というのが一致した意見だった。
「大事なのは愛情を沢山与えてあげること。それが出来る環境にあるのなら、それはきっと猫ちゃんたちにも通じます。家の中でおなかを上にして、安心して眠ることが出来るのです。その姿こそ、答えです」(前出のnon5さん)
猫だってきっと、それぞれ性格も考え方も違うので、寿命なんか短くたってオレは野良だぜ!というヤツもきっといそう。どっちが幸せかなんて人間からは、いや人間自身だって分からないけれど。ウチも猫たちには狭い部屋での共同生活を我慢してもらっている。
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