★米国大統領選挙目前ー民主党員と共和党員の意識差が脳スキャン技術で突きとめられた?
2004年 11月 02日
意識の違いを脳スキャン技術で突きとめられた?
(hotwired)
脳をスキャンする技術はアルツハイマー病や自閉症など研究に使われているが、この技術の一部を共和党支持者と民主党支持者の意識がなぜ違うのか、その原因を突きとめるために利用しようとする科学者がいる。
脳スキャンは、医療分野から急速に拡大しつつあり、宗教的体験、人種偏見、さらにはコカコーラとペプシのどちらを好むかといった事柄に関しても、その反応を調べる目的で利用されている。ダイムラー・クライスラー社も、すでにさまざまな形状の自動車への興味の度合いを測定するためにMRIを利用している。
そして、大統領選挙を間近に控えた今、この技術を政治コンサルタント向けに利用できないかと一部の科学者が研究に取り組んでいるという。
特定の感情や活動を司る部分の脳細胞が信号を発すると、酸素が余分に必要となり、酸素を運ぶ血液の流れが活発化します。fMRIで脳の血流を計測すると脳内の活性化している部分がコンピューターのモニター上に明るく表示され、その部位から問題を読み取ります。
それぞれ10名ずつの脳をスキャンを行なった。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のジョシュア・フリードマン博士とマルコ・イアコボーニ博士は、各被験者に、3名の大統領候補、現職のジョージ・W・ブッシュ大統領、ジョン・ケリー上院議員、ラルフ・ネーダー氏らの画像を見せその反応の調べた。
被験者全員の感情を意識的にコントロールする時に使われる部位の血流に増加がみられた。この現象は、被験者が意図的に対立候補を嫌おうとしていたことを示しています。
の脳活動の違いが浮上する!!
ケリー上院議員の画像を見ると
美しい夕焼けを見たような、感慨深い一体感に満たされたように脳が活性化した。
ブッシュ大統領の画像を見ると
実際に人と接した時のように、自分が誰かに微笑んだら、その人も微笑を返してきたような脳の反応だったという。
使ったブッシュ陣営の広告を見せた時
蛇を見たときに活性化する部位が活発した人数は、ブッシュ共和党員よりもケリー民主党員のほうが多かった。この現象から潜在意識のレベルにおいて、ケリー民主党員は、『9月11日の同時多発テロの画像を使ったブッシュ陣営の広告』を警戒すべきだと受け止めているのに対して、ブッシュ共和党員はこの広告を気にしていないようだと研究者は結論づけている。
政治に利用しようとしたけっかけは?
クリントン前大統領の顧問を務めたフリードマン博士の兄弟、トム・フリードマン氏が、選挙運動でもっと効率的に有権者から支持を獲得するために、脳スキャン技術の活用できないだろうかと尋ねたことがきっかけとなり、研究に着手したという。
現在、連絡をとってきた政治コンサルタントはまだいないという。しかし、今回の選挙後には状況が変わるだろうと2人の研究者は期待しているそうだ。
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