★新種の小型人類を発見??頭部はグレープフルーツ大、身長1メートルの成人女性だ!
2004年 10月 30日
で発見された人骨は新種の小型人類の骨だった!!
(写真ー左)
(hotwired)
2003年9月、トーマス・スティクナ氏ほか、インドネシア考古学研究所の研究者たちによって発見された人骨が、新種の小型の人類で、しかもわずか1万8000年前まで南アジアの島に住んでいたことも判明し、科学者たちを驚かさせている。
成人女性で身長は1メートルほど、頭蓋骨はグレープフルーツほどの大きさで、当初は子供だと考えられていたが、頭蓋骨と歯を調べたところ、30歳くらいの成人女性だと判明した。
しかし、この女性は体の釣り合いが完全に取れており、小人症など何らかの異常があったわけではない。洞窟からは他にも同様の小さい人骨も見つかっており、フローレス島には、かつて小型の人類が居住していたことが裏付けられた。
ニューイングランド大学のピーター・ブラウン準教授(考古学)は「頭蓋骨と骨格の形から、これがわれわれ現生人類と同じように2本足で歩くヒトの一種であることがはっきりとわかった」と語る。
研究者たちは、この新種はホモ・エレクトス(原人)の子孫だと考察している。ホモ・エレクトスは現生人類のホモ・サピエンスの祖先でもある。ホモ・エレクトスはおよそ200万年前、アフリカを起点にアジアに広がり、インドネシアにも到達したと考えられている。
リアンブア洞窟で発見された人骨はホモ・エレクトスの一部の子孫である可能性があり、数十万年前のある時点でフローレス島で孤立し、進化の結果、小型化したと見られている。
洞窟周辺で発見されたほかの遺物から、共同で狩をし、火を使い、精巧な石器を作っていたことがわかり、彼らは脳が小さいにもかかわらず、驚くべき複雑な行動をしていたことも判明した。
島の生物は小型化または巨大化していく?
「小さい島では、ウサギよりも大きい動物は小さくなり、逆に非常に小さい哺乳類は大きくなるのが一般的だ」と、ブラウン準教授は語る。このような大きさの変化は、離島では手に入る食物の量が限られ、また捕食者がいないためで、小さくなれば、生き延びるために必要な食物の量が少なくてすむという利点があるからだ。
フローレス島は外界から完全に遮断されているため、島の生物は小型化または巨大化していった。しかし、こうした現象が人類で確認されたのは今回が初めてのことで、人類も他の哺乳類と同様に、この進化過程の影響を受けることが証明されたことになった。
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