★「新常用漢字 何が変わる?」
2010年 12月 03日

2010.1130
nhk
Q1.告示によって何が変わるのでしょうか?
A1.3つあります。まず、法令や公文書に使われる漢字。常用漢字表に従って変わります。また、放送や新聞、雑誌など。それぞれ独自の判断で表記を変更します。さらに、学校教育での扱い。制度上はきょうからですが、準備に時間がかかりますので、実際にはさ来年の春から中学校と高校で変更されます。
Q2.中学校での扱いはどうなるのでしょうか?
A2.増えた196文字の読みを教えることになります。常用漢字は中学校までに大体が読め、小学校で読みを教わった1006字を書けるよう指導することになっています。読みを各学年におよそ50字から100字程度上乗せして教えるとしています。これ以外の書く方の指導は高校です。高校の場合、学校ごとに学力の実態に差があることからどの漢字までと範囲は示さずにおもな常用漢字が書けることとしています。
Q3.その扱いの注目点は何でしょうか?
A3.入試がどう変わるかです。
高校入試、大学入試とも、新しい常用漢字を学んだ中学生、高校生が卒業する5年後、2015年から変わります。
まず、高校入試です。今回から岡山の「岡」や熊本の「熊」など47都道府県名を表記する11文字が新たに加わりました。高校入試の段階では、読めればよいという扱いですので、厳密には漢字で書けなくても間違いとはされません。
Q4.大学入試はどうですか?
A4.高校までにおもな常用漢字が書けることとなっているだけで、歯止めは設けられません。今回の見直しでは、憂鬱の「鬱」や語彙の「彙」など書くのが難しい漢字も加わりました。パソコンやワープロの発達で「読めて打てればよい」との判断からですが、こうした文字を入試で出すか出さないかは大学の判断です。あえてそんな漢字まで出して受験生をふるいにかけようとすれば、逆に受験生から大学がふるいにかけられる。そんなことが起きるかもしれません。
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