★あなたは、恋愛体質ですか?~安心と刺激どちらを求める?
2010年 10月 13日
安心と刺激どちらを求める?
2010.10.12
excite
あなたは、恋愛体質ですか?
これは確実に、そうな人とそうでない人が存在します。いざ結婚となると、実はこの「恋愛体質かどうか」ということが、かなり影響しているように思うのです。「トキめく相手とじゃなきゃどうしても結婚できない」という恋愛体質の人もいれば、「結婚には安心・安定や、分かり合えていることのほうが重要」、むしろ「安心だけがあればいい」と考える人もいます。
総じて、前者は恋の勢いで結婚したり離婚したり、独身のままでいる人が多く、後者は、早々に落ち着いて信頼できる人を見極め、家庭を築いているケースが多いように見受けられます。
著者の男性友人のなかには、「恋愛感情が湧く、刺激的な相手じゃないと、面白くない。だけど、安心できる人じゃないと結婚できないと思う。どちらを選べばいいか分からない!」と言って、本気で結婚はしたいと考えているものの、「刺激的な恋愛彼女」の次は「安心できる友人彼女」、だけど次また刺激的な彼女……と、正反対のタイプの女性と付き合うことを、何度も繰り返している、なんて人もいます。
おそらく彼は本当は恋愛体質なのでしょう。彼に限らず、結婚にも「恋愛感情」を強く求める人のなかには、「一生ラブラブのまま、結婚生活を続けられるのだろうか」、「安心できても、トキメキがない人との結婚は、どうしても考えられない」、そんな迷いや悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
若者も、やはり「安心」重視?
千葉大学の諸富教授が自身の学生たちに「理想の結婚相手」をアンケートしたところ、以下のような意見が挙がったそうです(引用文献:『ケッコン構造改革のススメ!』 実業之日本社 著者:諸富祥彦)。
・ お互いに高め合える関係の人。この人のために、もっと良い男、女になりたいと思える相手がいい
・ 近くにいる人だから、ベストフレンドで居られる人がいい
・ 喧嘩してもいいけれど、一緒にいてストレスにならない人
……等々。「尽くしてくれる男性がいい」、「甘え上手な女の子と、甘い結婚生活がしたい」、という恋愛感情からの意見も挙ったものの、まとめると、「理解し合える相手がいい」という意見が大多数だったそうです。
内閣府が行った「若年層(20〜34歳)の意識実態調査(2003)」でも、結婚相手の条件のダントツの一位は、「性格が合うこと」となっています(複数回答で80%弱)。恋愛相手では重要視されるであろう、若さや職業、収入の高さ、容姿(女性回答)などはどれも10%弱と非常に低い結果になっています。「
容姿」の条件では男性回答が少し高く25%となっていますが、それでも1〜3位の性格や趣味、金銭感覚、家庭観の一致などには遠くおよばない数値です。やはり、結婚にあたっては「異性としての魅力」よりも、「理解しあえること」や「共感覚」を重視する、また頭ではそう考えている……という若者が多いようです。
刺激よりも、安心よりも、「信頼」できるかどうか
結婚して離婚して……を繰り返すような、「ザ・恋愛体質」という生き方をされてる方も勿論いらっしゃるでしょう。ただ一般的には「結婚」は、一生を共にすると考えるもの。そうなると気心が知れており、一緒に居ると落ち着けて、互いを理解しあえている友人のような存在は、例えトキメキがなくても、パートナーとして、実は最も適した人、なのかもしれません。但し、友人感覚で結婚相手を選びすぎると、結婚後、男女の関係がない、いう悩みをどちらかが持ってしまう、なんてケースも結構あるのだそうです。
さて、先述の著者は、「恋愛体質の人は、『恋愛感情が大事』でいいから、まずはその人を信頼しているかどうか、を先に考えてみること」を勧めています。確かに、どんな人間関係でも、ベースにあるのは人間同士の「信頼感」。もしも恋愛体質の人が本気で結婚したい、と相手を探しているならば、燃え上がる恋愛感情だけで突っ走るのではなく、まず「信頼できる人か」を見極めてみる。その点をクリアした上で、ほのかでも感情が湧くような人を選べば、本当の結婚が近づいてくるかもしれません。
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