★ジョン・レノン博物館、きょう、2010年9月30日閉館
2010年 09月 30日



2010.9.30
excite
ビートルズの元メンバー、故ジョン・レノンさんのゆかりの品を集めたジョン・レノン・ミュージアム(さいたま市)が30日で閉館する。開館から10年の節目での閉館を前に、ミュージアムは別れを惜しむファンでにぎわっている。
ミュージアムは妻オノ・ヨーコさんが公式に認めた博物館として、2000年10月に開館。オノさんから借り受けたレノンさん愛用のギターや、トレードマークの丸眼鏡など約130点を展示していた。オノさんとのライセンス契約が9月末で満了するのを機に、閉館が決まった。
初年度は12万4000人の入館者を集めたが、ここ数年は3万人程度にとどまっていた。しかし、閉館直前の9月に入ってからは入館者が急増。昨年同時期の約11倍の入館者が詰めかけているという。
オノさんは閉館が決まった2月、「ジョン・レノンは世界中をめぐる運命を持っていました。ジョンの魂は、10年を節目にここからも離れていきます」とのコメントを発表している。



ジョン・レノン・ミュージアム閉館について
ジョン・レノン・ミュージアム(さいたま市中央区 館長・水沢順一)は、このたび親会社・大成建設株式会社とオノ・ヨーコ氏が締結した10年間のライセンス契約が満了することにより、本年9月30日にミュージアムを閉館することになりました。
2000年10月の開館以来、みなさまからミュージアムへの多大なる支援・ご協力を賜りましたことについて、心より厚く御礼申し上げます。
ミュージアムは、ジョン・レノンのパートナーであったオノ・ヨーコ氏による世界初の公認ミュージアムとして開館し、これまで国内はもとより世界中のお客様にご来館いただきました。館内では「LOVE&PEACE」を大きなテーマとして、ジョンの40年の生涯をさまざまな角度からご紹介し、楽曲のみならず生き方・考え方などに多くの方々に共感していただきました。
ミュージアムは今秋閉館いたしますが、ジョン・レノンの作品とスピリットが多くの方々に愛され続け、これからも大きく世界中に伝えられることを心から願っています。
ジョン・レノン・ミュージアムを愛してくださったみなさまへ
ジョン・レノンは世界中をめぐる運命を持っていました。彼の魂は動くことによって継続していたのです。動かないと死んでしまう。ジョンの精神が宿るミュージアムも動かないとミュージアムではなく、お墓になってしまう。ジョンにはお墓はないのです。彼が息を引き取ったとき、私は「ジョンの葬儀は行いません」と世界に向けて言いました。それは、ジョンの魂が永遠に生き続けることを知っていたからです。
ジョンの魂は、10年を節目にしてここからも離れて行きます--次の旅を見つめながら… 。まず、5年と思っていたのがみなさんのミュージアムへの愛によって10年になったのです。
このジョン・レノン・ミュージアムを愛してくださったみなさん、深く感謝しています。あなたがた一人ひとりの中にジョンのスピリットが受け継がれ、そのみなさんのスピリットが世界の平和が実現していくための愛の力になることを信じています。みなさん、ありがとう!
愛をこめて…
オノ・ヨーコ


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