★キリンのように全身伸びに伸びたゾウ 進化の過程?
2010年 09月 25日
全身伸びに伸びたゾウ
進化の過程?
2010.9.19
exicite


一瞬、ゾウが木に鼻を括りつけられて吊るされているのでは……と誰もが仰天しそう。でも実はこれ、自らバランス良く二本足で立ちあがり、自慢の長い鼻をグイーーーーーーンと伸ばしているシーンです。よっぽど高い場所にある葉っぱが美味しそうに見えたのでしょう。単に鼻を伸ばすだけではなく、全身を使ってピーンと直立した姿は、どこか首の長いキリンを連想します。
この写真は、ザンビアにあるザンベジ国立公園で撮影されました。群れの中でも彼だけが、このような行動をするそうです。このアフリカゾウの年齢はおよそ40歳(人間に例えると50歳くらい)ですが、なぜこのゾウだけがこのような行動をするようになったかは明らかになっていないようです。
キリンは首が短かった大昔、高い木の葉っぱを食べようと首を伸ばしていたら、進化の過程で今のような長い首になったとか。ということは、いずれゾウも二本足で立ち上がり、高い木の葉っぱを食べるというスタイルが普通になる日が来るのかも! うまくいけば二足歩行も可能? そして自慢の鼻はさらに伸びて、人間の手のようにもっと器用に物をつかめるようになっているかもしれません。想像しただけでも珍妙な姿です。
※追記(訂正)
キリンの進化説には複数あり、高い場所のものを食べようとして伸びたもの(ラマルクの用不用説)、突然変異によるもの(ダーウィン進化論)、棲み分け進化説、ウィルス感染によるものなど様々な理由があげられています。
記事の中でキリンの進化について曖昧な表現をしてしまったことを心よりお詫び申し上げます。(正→キリンは進化の過程で長い首になったというラマルク説が正しければ、いずれゾウも高い場所の物が食べられるように進化していくかもしれない。)

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