米国でウジ虫治療支持増加でウジ虫生産倍増に!
2004年 10月 06日
米国ではウジ虫療法を支持する医師は数百人にのぼる。また、米国最大手の医療用うじ虫の生産者は、米食品医薬品局(FDA)がうじ虫を医療用品に正式認可してから1年もたたないうちに、生産量の倍増を余儀なくされた。長い間医療の分野で無視されてきたうじ虫が、ついに甦ったようだ。
1980年代前半に始まっていた。
カリフォルニア大学アーバイン校の研究者ロナルド・シャーマン博士が、足や下肢などに傷を負った患者にうじ虫がどのような効果をもたらすかを1980年代前半に研究しはじめたのだ。
ウジ治療の効果を軍医は知っていたのだ。
軍医は何世紀も前から、生きている人間の壊死した肉をうじ虫がうまく食べてくれることに気づいていたと言う。それは戦場で負傷し、傷口にうじ虫がわいた兵士は、そうでない兵士に比べて体調も傷の回復も良好だったからだとシャーマン博士は話す。1920年代後半には、第1次世界大戦の元軍医がジョンズ・ホプキンズ大学でうじ虫を用いた治療を開始し、この療法はまもなく一般化した。
浴び、ウジ虫治療はたちまち人気を失った。
傷の治癒が思わしくない患者の場合、既存の薬や医療技術では役に立たないという問題がある。壊死した肉を除去することは困難であり痛みも伴い、またその過程において、瘢痕(はんこん)組織を含む健康な皮膚まで除去せざるを得ないことも生じるからだ。(瘢痕ー皮膚や粘膜の傷が治ったあとに残る傷跡)
ウジ虫は食欲旺盛であり、健康な組織に入り込まないかぎり、人体に大きなダメージを与えず、またウジ虫は細菌も殺すので、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)など、抗生物質への耐性のある細菌に感染した患者にとっては、予想外の効果をもたらす可能性があるとハンドラー博士は語る。MRSAへの感染は麻薬中毒者間でよく見られいたが、ここ数年間は、米国の同性愛(男性)にも蔓延(まんえん)している状況なのだ。
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