★世界の珍虫~サルオガセギス (キリギリス科) 写真あり
2010年 09月 23日
サルオガセギス
隠ぺい擬態している
サルオガセギス
隠ぺい擬態とは?
ナナフシ、コノハムシ、カマキリなど、他の動物から捕食される可能性がある昆虫が、周囲の植物や地面の模様にそっくりな姿をすることで、攻撃者から発見されないようにすること。直翅目(ちょくしもく)と共通の祖先をもつグループには広く見られる。
直翅目
キリギリス科
中南米コスタリカの熱帯雨林に分布。ここは1年中、雲と霧に包まれた「雲霧林 (うんむりん)」と呼ばれる環境で、空気中の水分を利用して成育する着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)や地衣類(ちいるい)などが非常に多い。
サルオガセギスはそんな地衣類にすっかり溶け込んでしまう、トゲだらけの体と複雑な模様をもっている。おまけにエサにするのは自分の背景になっている地衣類という徹底ぶりだ。
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