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by amor1029
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話題騒然、米国初の『Body Worlds』展

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只今、アメリカで開催中
話題騒然、米国初の『Body Worlds』展

(hotwired)


2004年7月2日~2005年1月23日まで米・カリフォルニア科学センターで『Body Worlds』が議論を呼びながらも開催されている。入場料は12ドル、 毎日、入場者の流れがとぎれることはなく、2時間以上をかけて会場を回る。
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このバスケットボール選手をはじめとする20体以上の死体の標本は8年もの間、ヨーロッパやアジアを巡回し、およそ1500万人の入場者を集めてきた。

このバスケットボール選手は解剖され皮膚をはがされた死体で、特殊な保存法により、フリーズドライされた彫像のような姿になっている。皮膚は無く、筋繊維、血管や分泌腺などはそのままだ。精巣や切りそろえられた足の爪さえ原型を保ち、極めつけに、頭蓋骨が開いており、中から赤褐色の脳が見えるのだ。
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館長代理のダイアン・パーロフ氏は「会場に入ったばかりの時は不安そうにしている人が多いが、じきに皮膚の下がどうなっているかという興味でいっぱいになる。魅了され、心を奪われるのだ」と語る。
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また、この親子3人の標本は血管が丸見えであるというより血管だけなのだ。すべての骨や内臓は取り去られ、変わったぬいぐるみのようだ。

上の写真の男性は、右手に手足も含むすべての皮膚を持ち、高く掲げている。そのポーズはまるで、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂の有名な天井画『最後の審判』に描かれている、生きながら皮をはがれた殉教者聖バルトロマイ(キリスト12使徒の1人)を連想させる。

この展示会の仕掛け人は↓
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このやせこけ黒い帽子をかぶり、葬儀屋のように見えるのが、ドイツの医師グンター・フォン・ハーゲンス博士(59歳)医師だ。博士が世間の注目を集めたのはこれが初めてではなく、ポーランド出身で、政治活動により東ドイツの刑務所に2年間投獄されていたこともある。

フォン・ハーゲンス博士は、1970年代に人体やその一部を保存する『プラスティネーション』を発明した。これは、死体防腐処理と同じように、ポリマーで体液を置き換えることにより、死体を保存することができるというものなのだ。

『プラスティネーション』は
解剖の数を減らす傾向にある医学部で、解剖学の講義で利用するため、解剖学者が人体の一部を保存するのに使用されていた。しかし、フォン・ハーゲンス博士には、この手法をより多くの目に人体の内部をさらそうという野望をいだいていたのだ。
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展示3ヶ月後の評価とは?

テキサス大学ヒューストン校医学部助教授、米国臨床解剖学会(AACA)に所属するローレンス・M・ロス博士で「おそらくすべての解剖学者が、葛藤や複雑な感情をある程度は抱いているだろう」と語る。

「教育的見地から、幅広い分野の人々が自分の身体を理解するの役立つのだから、批判する人などいるはずがないと言う解剖学者もいる。そこがこの展示のプラスの面で、しかし一方で、こうした人体標本をこのような物議をかもしかねない形で展示するという点に関して、少しやり過ぎではないかという解剖学者もいる。これがいい趣味といえるだろうか? 私にはわからない」とロス博士は語る。
詳しい展示会の話はここをクリック!

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備考:人体 解剖 
by amor1029 | 2004-10-03 22:30 | サイエンス