2050年までに全生物種の4分の1が絶滅
2004年 09月 30日
2050年までに全生物種の4分の1が絶滅
(hotwired)
イギリスのリーズ大学のクリス・トーマス教授と研究者たちは世界の6つの地域、南アフリカ、ブラジル、ヨーロッパ、オーストラリア、メキシコ、コスタリカに生息する植物、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類の1103種が地球温暖化から受ける影響を調査した。
コンピューター・シミュレーションの結果、気候変動に適応可能な物種もいるものの、大半の生物種が温暖化の影響で絶滅してしまうことが判明したのだ。
恐竜が6500万年前に地上から姿を消したときに匹敵
イギリスのリーズ大学のクリス・トーマス教授(保全生物学)は、自動車や工場から排出される温室効果ガスにより、地上の温度は1000万年前の現存する生物種の大半がまだ出現していなかった時代よりも高くなる可能性があると言う。研究者たちによると、地球温暖化がもたらす被害は、恐竜が6500万年前に地上から姿を消したときに匹敵する恐れがあるという。
アリソン・キャメロン博士は「世界の大部分が不毛の土地になる可能性は十分ある。少なくとも、生物は劇的に減少するだろう。生物は一般にかなりゆっくりとしたペースで進化するが、地球の気候変動は非常に急速なため、この変化に適応できない生物種も多い。」と語る。(この論文は「Nature」2004年1月8日号に掲載)
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