巨大氷河の海への流入さらに加速
2004年 09月 30日
海への流入速度をさらに上げている。
(hotwired)
2004年9月23日の『サイエンス』誌で、南極大陸西側のアムンゼン海に流入する6つの氷河が、この15年間で流れを加速しており、しかも最近、その速度がさらに上げているという。
最も速いのがパインアイランド氷河
↓
1日約5.5メートルのペースでの流入
1970年代と比べると25%も加速してる。
今回の調査に携わったNASAジェット推進研究所の氷河学者エリック・リグノット博士は、「これは相当な速さだ」と語った。アイスレーダーを搭載した調査用航空機で調べた結果、アムンゼン海に流入の6つの氷河は、これまで考察よりも平均で約390メートル厚く、海に流入している氷量も非常に多かったことが明らかとなった。
地球全体の海面が90センチ以上上昇するという。
南極の面積は1400万平方キロメートルで、米国面積の1.5倍近くあり、大陸の98%は1年中氷に覆われている。あちらこちらに、氷の厚さが5キロメートル近い場所もあり、ここには地球に存在する淡水の3分の2以上が閉じ込められている。リグノット博士は「これだけの量の淡水があれば、地球の海流を乱すには十分だ」と言う。
年平均気温が過去60年間で最大摂氏8度も上昇
南極西部地域、とりわけチリとアルゼンチンの真南に位置する最北端では、年平均気温が過去60年間で最大摂氏8度も上昇、これほど温暖化の進んだ地域は世界中を探しても、ほとんどないという。南極大陸西部の棚氷はこの30年間で、1万3000平方キロメートル以上減少している。スキャンボス博士は「南極の他の地域でも棚氷が薄くなっていてもおかしくない。ただ、他地域については情報がない」と話している。
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