鶴はなぜ1本足で眠るのか?
2004年 09月 23日
小鳥は、止まり木に深々と腹をつけるようにして止まり首を縮めて眠り、カモは地にうずくまるようにし首を背中に埋めて・・・、そしてツルやコウノトリは片足で立ち、首を背に埋めて(うず)眠る。
浅瀬や、泥沼、氷上などではうずくまるわけにいかないので、1本足で立ち、片足を羽毛にしまいこむことによって体温の無駄な発散をふせいでいるのです。
その秘密は身体を支えている足のつけねにあるのです。つけねに一種の熱交換装置があり、足先から冷やされて帰った静脈血が、体内から送られてきた熱い動脈血の熱を奪い、温められて体内に戻っていくのです。
熱を放出した動脈血は冷たくなって足の先に向かうので、氷に穴があいたり、逆に指に霜焼け(しもやけ)ができたり、氷が足に張りついたりしないのです。
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