茨城県米から有機ヒ素化合物検出
2004年 09月 21日
茨城県が9月16日、神栖町のヒ素汚染問題で、農業用井戸水とその水を使って作った米から、自然界には存在しない有機ヒ素のジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたと発表があり、これを受け厚生労働省医薬食品局食品安全部は16日、ホームページに「米から検出された有機ヒ素化合物に関するQ&A」を掲載しています。(掲載文)
有機ヒ素化合物のジフェニルアルシン酸
米から検出された有機ヒ素化合物に関するQ&A
問1 ジフェニルアルシン酸(DPAA)を含む米を食べても、大丈夫ですか?
1 ジフェニルアルシン酸(DPAA)については、環境省で種々の毒性試験等が実施されているところであり、現時点では毒性に関する知見が限定されています。環境省によると、ねずみ(ラット)を用いた28日間反復経口投与試験においては、0.3mg/kg体重/日では何ら有害な影響はみられなかったとのことです。
2 また、茨城県が実施した調査結果によると、今回DPAAが検出された米を常食していた当該米の生産者とそのご家族の方の生体試料(毛髪や手足の爪)からはDPAAが検出されなかったこと、当該米の一般流通量は限定されていること(約5.5トン)などから、一般の消費者がこれらの米を摂食したことによって、健康上の悪影響が生じる懸念は極めて少ないものと考えています。
問2 有機ヒ素化合物であるジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出された米は、食品衛生法に違反するのではないか?
1 食品衛生法第6条第2項において、有毒・有害な食品の販売等は禁止されています。
2 ジフェニルアルシン酸(DPAA)については、現在、環境省で種々の毒性試験等が実施されているところであって、毒性に関する知見が限定されていることなどから、現段階において、食品衛生法第6条第2項に違反すると判断することは困難です。
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