宇宙でのSEXミッションー2
2004年 09月 20日
NASAのコンサルタントだったG・ハリー・スタイン氏は著書『宇宙に暮らす(Living in space)』の中で、アラバマ州ハンツビルのマーシャル宇宙飛行センターにある、宇宙飛行士の無重力活動訓練に使われている浮遊タンクが、人間は重力がなくてもセックスできるかどうかを公式、非公式に調べることにも使われていると記している。
また、スタイン氏によれば、「行為は可能だが、難しいそうだ」という。また彼は、タンクでの実験から、無重力状態のセックスでは、結ばれているカップルのうちの片方を支えてくれる宇宙飛行士が1人いれば、より簡単になるだろうことが明らかになったと説明している。
そしてまた、フランス人天文学者、ピエール・コーラー氏は、1996年に出版した著書『ザ・ファイナル・ミッション(The Final Mission)』の中で、1996年に行なわれたスペースシャトルの飛行中に、宇宙飛行士がNASAの提唱によりセックスに関する研究を実施したと主張している。
コーラー氏の説明図では、弾力性のあるベルトでカップルを結んだり、膨らませたチューブに入らせたりする実験が描かれているが、NASAは激しくこれを否定した。後になってこれは、さまざまなネットのニュースやウェブサイトで広く流布されていたパロディー『ザ・ファイナル・ミッション』が元だったことが発覚したのだ。 パロディー『ザ・ファイナル・ミッション』はここをクリック(英文)
ペザベント氏によれば、ロシア人は宇宙でのセックスに対してよりオープンな態度を持ち合わせているという。ロシアの、宇宙における医学や生物学の分野での主要な研究機関である『生物医学問題研究所』は、何十年も宇宙における生物の性行為に関する研究を行なっているという。
『クエスト』に掲載された論文の中で、宇宙飛行士のアラン・ビーン氏は、クルーを全員男にすることは、嫉妬を防ぐ上で有効だとコメントしている。クルーに男女が入り混ると「あぶれてしまう」人がでて、問題が生じる可能性があるとの彼のコメントが載っている。
ペザベント氏は、宇宙でのセックスに関係して長らく存在していた噂話に決着をつけてもいる。たとえば有名な話に、ロシア人宇宙飛行士のワレリー・V・ポリャコフ博士とエレナ・V・コンダコワ氏の2人が、無重力状態における「極めて私的な可能性」を共に探求した最初のカップルだという話がある。
ポリャコフ博士とコンダコワ女士は共に既婚者だったため、宇宙での不倫第1号だと告発されてもいた。1995年に行なわれた2人のミッションの間、ヨーロッパを中心に数多くの新聞がこの話を取り上げられていたそうだ。
ポリャコフ博士は、代用品で済ますのは良くないと確信していたという。彼は、「アダルトグッズ店で販売されてる、膨らませるダッチワイフの類の使用は望ましくない。ダッチワイフを使うと、いわゆる『人形シンドローム』を引き起こす可能性がある。
つまり、地球に帰還した後も、自分の妻や恋人よりも、人形との行為を好んでしまう可能性があるのだ。南極大陸での長期滞在や、長い航海の間に、こういったものを使う人々は、悲しい経験をしている」と・・・。
今回の『宇宙でのSEXミッション2』
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