★自然が教える天気予報・・朝焼けは雨に、夕焼けは晴れに
2005年 02月 09日
昔から「朝富士に夕筑波」という諺(ことわざ)があります。これは朝方は富士が見え、夕方には筑波山が見えた日の翌日は晴れという意味です。朝起きて、遠くの山がくっきりと見えると言うことは、空気中の湿度が低くて、広範囲にわたって天気がよいということなのです。
これもお天気の諺(ことわざ)です。これは天気が下り坂に向かうと、空気中の湿度が高くなってくることで視界が悪くなり、遠近感が少なくなってくるため、遠くの山や島が近くに感じるようになるのです。
朝焼けは東の空から出た太陽光線が上空の雲に映る現象です。「朝焼けが現れると雨」と言われるのは、このあと上空に広がった薄雲は次第に厚さを増し、低くなることで雨雲に姿をかえるからです。
きれいな夕焼けが現れるということは、西の地平線の彼方まで晴れていることを示し、晴天域が広域にわたっているので翌日は晴れるのです。
赤黒夕焼けは西の空に薄雲があり、太陽光線がその雲に吸収されることで起きます。この場合は西の空にある薄雲が広がってくるため、翌日は雨になってしまうのです。「太陽の高入りは雨」はまさにこの現象を示しています。
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