★犯罪現場に残された足跡の採取はどこまでできる?(゚゚;)
2005年 01月 17日
犯人特定にあなどれない証拠だ!!
犯行現場に残された足跡は、ある意味で指紋以上にさまざまな情報を与えてくれる。指紋は手袋をはめていれば、残られないが足跡は何らかの形で残っているものだ。
犯行現場の足跡と言えば、土や雪の上に残る足跡やコンクリートの上の土がついた足跡を思い浮かべますよね。でも採取可能な足跡はそれだけではないのです。鑑識は通常、目には見えない、犯人が裸足や靴下をはいた足で畳やジュータンを歩いた足跡も採取もしているのです。
●足跡の種類や数から⇒犯人の人数がわかる。
●足跡の向きや動きから⇒犯人の犯行経路がわかる。
●足跡の長さ、幅や歩幅から⇒おおよその犯人の身長がわかる。
●履物の形や大きさから⇒犯人の性別がある程度把握できる。
●靴底の模様から⇒メーカーを特定し、販売ルートから絞ることもできる。
●左右のどちらか一方の足跡が残っていたり、極端に左右どちらか一方の歩幅が大きかったりする場合⇒足を怪我している可能性が高い。
場合によっては職業の特定も可能だそうだ。ビル建設やとび職など足場を使って作業をする人はかかとは擦り減らず、逆に土踏まずが擦り減っていることが多く、普通の足跡よりも土踏まずの跡が小さいのだ。また、足先を広く外側に開いている足跡は交通機関の乗務員や柔道をやっている人に多いという。こうした特徴から職業の特定につながることも多いそうだ。
捜査かく乱を狙い、犯人が大勢にみせかけるため、あちらこちらに足跡をつけていくこともあるそうだ。しかしそんなことをしてもプロの鑑識の目をごまかすことはできない。室内に大勢がいたように沢山の足跡があったとしても、屋外には一種類の足跡しかなければ偽装の可能性が高く、ほとんどのケース簡単に見破ることはできるという。犯人は犯行現場に証拠を残さなかったつもりでも、指紋・足跡・毛髪などさまざまな証拠が残されており、口ほどにものを語っているそうだ。
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