★報道されない4号機の危機的状況
2011年 05月 23日
報道されない4号機の
危機的状況
2011.5.17
宮崎学「突破者の独り言」
宮崎学である。
「被災地からの手紙」を読んだ知り合いの東電関係者から連絡があった。
その内容は、現在の一番の問題は福島第一原発4号機が危機的な状況にあるということで、またそれは地元の人々の共通認識でもあるとのことだった。
1号機の状態がにわかに報道されるようになったが、本当にヤバイとされる4号機に関しては何も発表していないでいる政府の対応と問い質しもしない記者たち。
これは報道協定をやっているのではなかろうか。
4号機の情報を集めようと思う。情報公開の場として俺のホームページを提供するし、批判等は俺が責任を取る。
専門家や情報を持っている関係者からの忌憚のない積極的な情報提供を望む。
4号機について、報道機関が報道協定を結んでいるとしたら、それは政府の無能ぶりを下支えしていることになろう。
つまり、メディアも共犯である。あるいは、何かを恐れてそのようなことをしているのだろうか?
それが第一点の問題。
もうひとつは、このような危機的状況において、無能な為政者を引きずり降ろさないでそのまま放置すれば、状況はより悪化するのが当然である。
危機に面しているのであればなおさら有能な者が指導しなければならない。危機だから権力闘争をすべきではないということにはならないのである。
知り合いの東電関係者はこうも言っている。「宮崎さん、東京は捨てて京都に帰ったほうがいいですよ」と。
メルトダウンについては、関係者の間では1ヶ月前から常識として認識されていた。メルトダウンを立証するのは難しいにしても、メディアは取材で政府に質問をすべきである。
もしかしたら質問をしたのかもしれない。それでも報道をしないでいるとしたら、それはやはり報道
協定としか思えないのである。
この事態においてそれはおかしいだろう。報道記者、ジャーナリストは勇気をもって情報公開に努めるべきである。
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