卵を産むほにゅう類??ほにゅう類は「胎生(たいせい)で、母乳で育ち、肺呼吸する動物」と理解している方がほとんどのはず、でもオーストラリアにいたのです、「卵で産むほにゅう類」が・・・
それは
カモノハシ!!カモノハシの手足は短く水掻きがあり、体はもぐらに、くちばしはアヒルやカモに、尾は長く扁平でビーバーに似ています。尾は泳ぐときには『かじ』の役目も果たし、大きなくちばしは居場所を確認したり、えさを探すときに役立ちます。
◆生息地◆オーストラリア東部とタスマニア島に生息
(河川や湖沼の岸辺に巣穴をつくり、水陸両生の生活)
◆体長◆ 30~45cm、尾は10~15cm位
(メスよりもオスの方が大きい)
◆体色◆体の色は灰褐色
◆寿命◆約10年と言われています。
興味深いその生態を紹介します。カモノハシの卵って?
一度に産む卵の数は2個。長径 18mmほどのまん丸な卵です。卵殻は、鶏卵のように固くなく、柔らかい殻なので、卵の上に乗り温めると割れてしまうので、メスは仰向けになって卵をお腹の上にのせ、扁平な尾でおおって暖めます。
↓2週間後、赤ちゃんが卵から出てきます。
変わった授乳法
カモノハシのメスには乳頭がなく、かわりに皮下の乳腺から 乳がにじみ出すようになっていて、赤ちゃんは、お母さんの体毛に、にじんだ乳をなめ育つのです。生後4~5ヶ月ほどで体長が30センチほどになると、親離れします。
生態と住いは?
夜行性動物で、昼間は巣穴の中で寝ており、主に早朝と夕暮れから夜間にかけて活動します。1日に自分の体重の50%に相当する重さの食料が必要なことから、多くの時間をえさの探索に費やします。潜水が得意で、1回の潜水時間は3分ほどですが、危険を感じた時は10分位潜ることもできます。
変わった方法での捕食カモノハシは目と耳を頭部の溝の部分におさめて、機能しないようになっています。柔らかで大きなくちばしは接触、電気や振動などに敏感で、小水中動物から出る微弱電流を感知し、目や耳を使わなくても捕食できます。
毒をもっている、危険な動物?
↑写真の後ろ足を見て下さい。この後ろ足の蹴爪(けづめ)から毒が分泌されるのです。若いメスにも未発達の蹴爪がありますが、生後1年以内にとれて無くなってしまいます。
毒性の報告書タスマニアのロイヤルソサイティが発表した報告書によると、成人男性がカモノハシを手で捕らえた時、後ろ足の蹴爪(けづめ)で手のひらをかき裂かれ、人差し指と中指の付け根に深い傷を負った。痛みは想像を絶するほどで、危うく気絶するところだったと言う。自力で立ち上がり歩けるようになるまで30分もかかり、その後、傷を負った方の腕は肩まで腫れあがって動かせず、激痛が続いた。腫れ(はれ)は一週間で治まったものの、鈍痛は続き腕はぶよぶよになり、元に戻るまで長い日時を要したという。その毒性はかなり強いそうだ。
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