★道ばたで見かけるアレっていくら?
2010年 10月 11日
アレっていくら?
2010.10.7
excite
ただ路上を歩いているだけでも、(当たり前だが)実にさまざまな物が目に飛び込んでくる。マンホールのフタ、カーブミラー、郵便ポスト……。道ばたには、現代生活をさりげなく支えてくれているものたちが点在しているのだ。
と、ここで、ある疑問がわいてきた。日頃、何の気なしに歩いているときには気にもとめないようなこれらの物は、一体いくらぐらいするのだろうか? そこで、どの街にも必ずあるものをいくつかピックアップして、その値段を独自に調べてみた。
1. 道ばたのマンホールのフタ……5万円前後~6万円
これは、普段よく目にする鋳鉄製の丸いタイプの値段。歩道用は5万円前後で、車道用は平均6万円だそう。耐重性の違いから、車道用は少しお高くなっているのだ。いつも足で踏んでいるフタが5万円、車のタイヤで踏んでいるフタが6万円。この価格、高い? それとも安い?
2. 道ばたのカーブミラー……5万2200円
曲がり角にある電柱付近でよく見かけるオレンジ色のカーブミラーは、80cmタイプだとこのくらい。ミラー本体が4万800円で、別売りの支柱が1万1400円、合わせて5万2200円というわけだ。ちなみに、取り付けのための工事費は13~14万円ほどで、支柱は深さ90cmまで埋まっているそう。
3. 道ばたの街頭ティッシュ……約12円
街を歩く女性に配られることが多い街頭ティッシュには、なんと約12円の価値が。そもそも、6枚入りを1000個購入した場合の1個あたりの値段は、4.2円。これに、ティッシュに挟まっている4色刷りの広告分を加算すると、1個約12円になるのだ。ただし、ティッシュの市場は変動が大きいので、その時々で値段が異なるんだとか。
4. 道ばたの!? ゴミ収集車……900万円
4トン型で、だいたいこの程度。小道で見かけることの多い2トン型は、700万円前後だそう。どちらも、回転板でゴミを巻き込んで積み込む仕様のものの価格だ。このゴミ収集車がゴミを一掃してくれるからこそ、住み良い街が作られていることを忘れてはならない。
5. 道ばたの横断歩道の白線……約600円
幅45cm×長さ1mの白線を描く値段がこちら。以前は、2本の縦線を数本の横線で結んだ形が一般的だったが、最近は縦線を省き、横線だけのものが主流になってきている。見た目もスッキリする上、経費も削減できるというナイスアイディアだ。
6. 道ばたの郵便ポスト……12万3000円
12号といわれる大きさのものを、民営化前に調達するとこのくらいだったそう。ちなみに、正式名称は「郵便差出箱」といい、道路占有料はほとんどの地域で年間600円前後なんだとか。一見安く感じるが、ポストが占める面積なんてわずかなものなのだから、当然かもしれない。
どれも個人的に買うことはないに等しいものばかりだと思う。しかし、あらゆる物には「価格」があるということを意識してみると、道ばたの景色が変わってくるかもしれない。
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