地球温暖化で伝染病が増大蔓延?
2004年 09月 30日
(hotwired)
母乳や提供された臓器、血液銀行の血液から発見された、西ナイル・ウイルスを追跡していた公衆衛生の研究者は、西ナイルウイルスが広範囲にしかも急速に拡大した要因の1つは地球温暖化にあるという確信を深めている。
蚊は湿度の高く、比較的温暖な気候がなければ繁殖できない。地球温暖化が進めば、蚊の繁殖できる地域が拡大し、さらにはこの種のウイルスを急速な蔓延を招くことになる。
ハーバード・メディカルスクールの『健康・地球環境センター』の副部長、ポール・R・エプスタイン博士は、「西ナイル熱を蔓延させる原因の一つが気候変動に伴う長期にわたる極度の温暖化現象だとする確かな証拠がある」と語る。
伝染病の前兆に過ぎない!!
米疾病管理センターでは「気温、湿度ともに高まると、病気を媒介する齧歯(げっし)動物や昆虫が繁殖しやすくなるだろう」との予測をしている。
デューク大学のニコラス環境・地球科学スクールの責任者であり生物地球化学教授でもあるウィリアム・H・シュレージンガー博士は「西ナイル熱の媒介は蚊であったように、マラリア、黄熱、デング熱、セントルイス脳炎、西ナイル熱などの病気に共通するのは、動物媒介である。」と語っている。
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